2022年度実施 沖縄県公立学校教員候補者選考試験 合格体験記 特別支援学校中高共通保健体育

【はじめに】

 私は、大学4年次から教員採用試験を受験していて、11回目の受験で合格することができました。
 7〜8年は全く勉強せずに仕事ばかりしていましたが、周りの先輩方がどんどん合格していく姿を見て「ちゃんと勉強しよう」という気持ちになり、同じ職場の先輩の勧めもあって3年前に沖縄教員塾に入塾しました。
 その頃から臨任5年経験を満たし、一部免除(一般教養・教職教養免除)だったので、主に二次試験(論文、面接、模擬授業)を見据えて入塾しました。
 専門科目はメセナ予備校に通っていました。

【一次試験について(専門科目)】

 一部免除だったので、保健体育の勉強のみでした。
 学習指導要領の音読とメセナの教材(対策プリント)を中心に学習していました。
 学習指導要領は、過去に出題された箇所やメセナの模試で出題された箇所をマーカーで塗りつぶして、毎日1領域ずつ(今日は球技、明日は武道など)声に出して読むことを心がけていました。1周終わったらまた最初から読むことを毎日繰り返していました。
 競技のルールや技の名前、保健分野などは、メセナ保健体育Bの穴埋めプリントや教科書で勉強していました。

使用した教材

 保健体育学習指導要領(中・高)
 メセナ保健体育資料
 実技、保健の教科書

平日

 朝7時までに出勤し、空いている教室で8時15分まで勉強しました。なるべく定時に退勤して、スタバやメセナの自習室で21時まで勉強。水曜日は19時30分〜21時までメセナの授業を受けていました。

休日

 午前(3時間)、お昼(3時間)、夕方(3時間)を目標に勉強しました。家にいたらゴロゴロしたくなるので、朝起きたらすぐ準備してスタバやメセナの自習室へ行っていました。土曜日は10時〜12時までメセナの授業を受けていました。

【二次試験について】

 今年は一次試験終えてから一週間、二次対策せずにリフレッシュしていました。
 気持ちを切り替えてからは、沖縄教員塾の二次対策資料の中の面接過去問の答えを、自分の言葉でまとめて書き出していました。また、今年は上高先生から一日一問メールで面接の質問が届いていたので、できるだけ毎日答えるようにしていました。そのおかげで、自分のやりたいことや生徒対応などの考えが頭の中でまとまり、自分の言葉で伝えることができるようになりました。

 一次の合格発表後、模擬授業のお題が出たらすぐに授業作りに取り組みました。今回のお題は「働くことについて」だったので、職場の進路の先生やお世話になった先生方に連絡して、各学校での進路の授業の取り組みを聞いて、指導案を作りました。授業内容が固まると、職場の先輩や二次対策メンバーに見てもらってアドバイスをもらって修正していく…ことを何度も繰り返しました。
 面接練習は、上高先生とのメールの内容を思い出しながら職場の校長先生、教頭先生、先輩や二次対策メンバーに見てもらいました。練習の時はiPadで必ず動画を撮って、振り返りをしていました。客観的に見ることで、声の大きさや抑揚、話すスピードや表情など確認することができました。
 沖縄教員塾では、2回模擬試験があり、本番と同じ流れで模擬授業と面接を見てもらいました。模擬試験は、本番のような緊張感があり、2回経験したことで本番は落ち着いて試験に臨めたと思います。

【生活】

 去年、一昨年は直前まで焦りながら二次対策をしていたので、今年は余裕を持って取り組もうと思い、スケジュールを管理して余裕を持って行動するようにしました。また、自分から積極的に周りの先生方や知り合いに連絡して、試験のアドバイスをもらったことも良かったのかなと振り返って思いました。たくさんの人と話したり連絡を取ったりすることで、心にゆとりができたと思います。

【おわりに】

 私は、二次試験を3回受験してやっと合格できました。「向いてないのかな」とマイナスに考えることもありましたが、日々生徒と触れ合い、たくさんの刺激をもらって「やっぱり教師になりたい」と強く思い、諦めずに頑張ることができました。
 また、上高先生をはじめ、周りの先生方や二次対策メンバー、家族の支えがあって合格できたと思っています。本当にありがとうございました。
 これからも謙虚な姿勢を忘れずに、沖縄県の教員として、子どもたちのために全力で頑張っていきたいと思います。