2022年度実施 沖縄県公立学校管理職候補者選考試験 合格体験記 小学校教頭

はじめに

 私が管理者をめざそうと思い立ったのは、遅すぎるくらいのタイミングのゴールデンウィークのころです。
 きっかけは、ここ数年校務分掌で学校経営に参画する機会を与えていただくことが多く、様々な学校課題に直面する中で、さらにステップアップした立場で関わっていきたいという思いが強くなったことです。
 覚悟を決めたら、あとは残された時間はわずかです。すくに管理者に受験の意志をお伝えして、教材や情報収集に取りかかりました。全く初めての挑戦のため、できるだけ的確で、信頼性があり、教育現場に詳しい情報が欲しいと考え、目にとまったのが、「沖縄教員塾」でした。諸先輩方の合格体験記を目にして、「わたしも がんばって挑戦しよう」という気持ちがさらに強くなりました。

一次試験に向けて

 まったく初めての私には、何をどこからはじめていけばわからない状況でしたが、上高先生の準備された教材は、各項目ごとに「引用集」「問題」「問題(2)」と整理されており、自分なりに資料を分類して攻略することから始めました。また、重要な部分についても細かく指摘されているので、落とさないよう繰り返しチェックすることができました。
 論文については、「必ず書きたい5テーマ」と「できれば書きたいテーマ」を課題として与えてくださり、今教育現場の課題となっている話題がまさにタイムリーに示されるので、指標となり大変助かりました。実は、当日の論文テーマでも、上高先生の予想されたものが出されていました。先生が長年教育の問題に真摯に関わり、様々な提言・分析をされたからこその予想的中だと実感しました。一次試験前に模擬試験が行われるのですが、実は、その時の論文テーマが本番にも似たような形で出されました。私は、心の中で「やった」と思いながら本番に挑みました。上高先生に丁寧に添削していただいていたので、なんの迷いもありませんでした。

おわりに

 私にとって、上高先生に出会い「教員塾」に入塾したことは本当に奇跡に近いと思います。方向性を示していただいたこと、教育者としてのこれからの覚悟もしっかりと受け止めることができました。ありがとうございました。