2024年度実施 沖縄県公立学校管理職候補者選考試験 合格体験記 小・中学校校長

【教諭から教頭、そして校長へのチャレンジ】

 私は、教師として20数年担任として務め、教務主任も経験せずに教頭という職務に就きました。不安も大きかったのですが、その中で感じたことは、教頭としての強みはそれぞれ違い、その強みを生かし前向きに業務を行うことが大切だということです。また、教頭として、校長を補佐し校務を整理することは、学校全体の業務を把握していないと難しく、自分の業務をこなす力が試されました。また、保護者や教職員の相談等に的確に答えるためには、学び続けなければならない、と強く思いました。校長試験にむけ、私は教員塾で様々な論題で論文を書き、自分の考えを深めました。校長として学校の様々な課題を解決させる大きな力になると確信しています。

【校長試験にチャレンジするにあたって】

 今回、校長試験にチャレンジするにあたって、沖縄教員塾に入塾したのは、教頭試験でもこの塾で学び、多岐に渡り多くの学びがあったからです。自分が読んでいなかった学校現場での問題とされる新聞記事などの資料はこの沖縄教員塾ならではです。また、論文での添削においては、論題が法規や沖縄県の施策などとどのように繋がっているかなど自分では気づかないことを多く指摘してもらいました。また、沖縄の課題については、資料や議会などでの情報も上高先生から丁寧に教えてもらいました。さらに、自分の文章の助詞の使い方や字の悪い癖や間違いなど、細かく指摘してもらいました。校長試験に向け4月に入塾し、取り組み期間は短かったのですが、沖縄教員塾で教頭試験に向け、論文を合格するまで何度も取り組んだことや様々な論題について書き慣れていたことも幸いし、短期間で、1回目のチャレンジで合格することができたと思います。

【さいごに】

 試験は通過点だと、改めて感じました。教員採用試験に合格し、教師としての道を歩んできました。児童から学び、先輩の先生方から学び、後輩から学び、今振り返れば、児童との楽しい思い出がよみがえります。教頭として、試験を受け合格し昇任しました。校長・職員に助けられ、学ぶことが多くありました。また、同じ教頭仲間に刺激をもらい、支えられました。そして、今回校長試験にチャレンジし、合格しました。今後もたくさんのことを学び、人間として成長していきたいと思います。教頭・校長昇任試験は、業務をこなしながらですので、とても大変です。しかし、この勉強からの多くの学びが、きっと教育者としての器を大きくしているものだと私は確信しています。