2021年度実施 沖縄県公立学校管理職候補者選考試験 合格体験記 小・中学校校長

 私は、現在、学校現場を離れ行政勤務2年目を迎え、日々の職務に没頭しております。
 今回、3度目の管理職試験で合格をすることができました。1度目は経験する意味で臨み、語るまでもなく不合格。2度目は本腰入れて臨み、一次試験は合格、二次試験で不合格でした。「次こそは」の気持ちで「何が足りなかったのか」「もう少しできたことはなかったのか」自己分析し、質問されたことに対し、うまく答えようとすることばかりに意識が向いてしまい、用意しておいた質問の答えを覚えようとして、「こう聞かれたら、こんなふうに答えよう」とする練習を通して、答えることができるようになることで、ある程度の満足感を得ておりました。これこそが落とし穴だったとそのとき気付かされました。
 また、3度目の二次試験の前日のメールで、落とし穴のことをズバリご指摘してくださったのが上高先生でした。「二次試験で不合格になる人は守りに入る人で、絶対に受かりたいと思うがために、ミスなくすごそうとする。せっかく一次試験を合格しているのだから、攻めた方がいい。」
 「二次試験は一次試験合格者が0点から競争する場であり、自分を校長としてあるいは教頭としてアピールする場が面接試験。攻めた人が合格します。」と。
 自分の中にこの言葉がストンと落ちてからは、今年度は「昨年の二の足は踏まない」ことを意識して臨みました。
 もちろん上高先生のアドバイスは面接だけではなく、論文指導についても、論文のテーマに関連した大切な視点で書くことを助言いただきました。誤字・脱字をはじめ、文脈のつながり等、大切な視点は受講者と塾頭の間で電話でのやりとりで確認がありました。(論文を書くための新聞記事情報の提供、書き上げた論文を提出し、翌々日には返却される論文添削の速さなど、時間を気にする受講生にとって大変ありがたい)
 時間の生み出し、勉強方法、試験に臨む大切な心構えなどを気付かせくれ、自分を見つめ直す機会をいただけたのは、沖縄教員塾と出会えたからと言っても過言ではないと思っています。これから、教頭試験、校長試験に挑戦する先生方にはぜひ、出会いをチャンスにかえ、タイムマネジメントを意識しながら「いついつまでにやること、決めたことを確実にやる」というスタンスで「合格」の二文字を勝ち取っていただきたいです。がんばってください。