2020年度実施 沖縄県公立学校管理職候補者選考試験 合格体験記 小・中学校校長

 はじめに、塾頭の上高先生には論文の書き方指導・ご助言等、実に丁寧に対応していただきました。ありがとうございます。また、多様な資料のご提供や意見交換、保護者の立場、管理職の立場等、コロナ禍の特別な年に「教員塾」と繋がったことに深く感謝申し上げます。
 まず、私は教頭職5年目、校長試験3回目の挑戦で合格することができました。結果、「合格」して言えるのは、この一年を振り返って、教頭としての校務運営並びに管理職としての学校経営参画の意識改善が図られたことが一番の収穫だったと思います。私は2回目の試験の後、一年かけて校長試験の論文対策をしようと思いました。日常に試験対策を取り入れることで、自身の勉強不足を補うことができましたし、受験勉強の「時間を生み出す」ことに事前に対応できたように思います。自分で自分の首を締めないために、早々に教員塾の門をたたきました。
 次に論文の書き方について、自己流でなく大事な視点で書くこと等を上高先生のアドバイスのもと、修正・改善を繰り返し書き上げました。論文を自分以外に読んでもらうことが大切ですし、私の場合は上高先生だけでしたが、結果、それで十分です。大事な視点については、受験者と塾頭とのやり取りで確認されていきます。
 最後に、計画的に論文を書くことに取り組んできましたが、やはり試験のテーマによって不安は残ります。私は、12?のテーマについて書きましたが、何を書いたか覚えていないものもあります。本試験直前に取り組んだ課題は中途半端(その課題が出題…)のままでした。一つ言えることは、それぞれの課題(テーマ)を書いていくうちに、リンクしてきたということです。学力向上施策や喫緊の課題等、2〜3の論文を覚えながらも、出題の意図をしっかり読み取り、課題(テーマ)に正対した論文を書くことを心がけました。試験本番は「正対」を念頭に、今まで取り組んできた成果といろいろな課題をリンクさせ、「落ち着いて書く!」「最後まで書き切る!」を意識しました。あっという間の70分、読み直す時間もなく、「微妙」というのが私の感想でしたが、結果を残すことができ「教員塾」への感謝に繋がったとホッとしています。「微妙→安心→嬉しい→不安」が現況です。これから、挑戦する教頭先生には「精一杯頑張る・やることをやる」だけですので、上高先生を信頼して受験対策に臨まれてください。上高先生、心から御礼申し上げます。そして、これから続くであろう教頭先生にエールを送ります。