2021年度実施 沖縄県公立学校管理職候補者選考試験 合格体験記 小・中学校校長
〈はじめに〉
「この塾はすごい!」
これが、私の沖縄教員塾に持った最初の印象でした。なぜそのような印象をもったかというと、教員を志している私の子どもが、採用試験に向けて、昨年この沖縄教員塾に入塾をしました。その際、子どもから何度か、採用試験に向けての学習資料を見させてもらいました。その全てが、教育全般を網羅した膨大な資料で、さらにデータに基づいた解説もあり、まさに、すごいの一言でした。
実際子どもも、先輩から「とても素晴らしい塾があるよ。」と紹介されての入塾でした。私は今回、2回目となる管理職試験でした。1回目の受験は、自己流で、何をどのように勉強していけばよいのかまったく分からない状況でした。実際、現場で教頭はしているものの、管理職試験に対し、無知で、まさにど素人の受験生でした。案の定、1次試験不合格の結果となりました。不合格通知が届いた日に、子どもから「お父さんも塾入ったら? とても勉強になるし、試験対策もすごいよ。」とのこと。私も上記記載どおり、「この塾はすごい。」と感じていたので、迷わず入塾を決めました。
沖縄教員塾塾頭上高先生に、実際にお電話させていただき、入塾したい旨を伝え、個人面談をさせていただきました。そこで、初めて上高先生にお会いしました。とても緊張をしていた私に対し、優しいにこやかな表情+口調で接していただきました。面談では塾の方針やこれまでの実績・今後の試験対策について丁寧な説明がありました。優しさの中に確固たる信念。さらに沖縄の子どもたちに対する愛情がとても感じられ、「この人はすごい!」という印象を持ちました。そこから、管理職試験の取り組みがスタートしました。
〈一次試験対策〉
一次試験対策は、塾から「長論文課題」の資料が送付され、「必ず書きたい10テーマ」という形で、毎月のテーマについて書き上げていく方法でした。その各月のテーマに沿った論文を書き上げるためには、その根拠となる法規や施策などについて勉強を行わなければなりません。どのような資料等を勉強すればいいのか、常に上高先生から助言をいただきながら行いました。基礎知識の準備が整ったところで、そこから論文を書く手順で私は対策を行いました。平日は、なるべく早めに就寝し、朝4時頃を目安に起床して、基礎知識の学習を1~2時間程度行いました。論文は、休日を利用して取り組み、ひとまず仕上げたら、PDFにし、メールで報告。→上高先生の添削。→添削論文がメールにて返信。→その論文を見ながら電話で上高先生より指導を受ける形でした。もちろん、1回での合格はほとんどなく、内容についての指導。主述や接続語等の文法指導。さらに誤字・脱字・筆順の指導。まさに様々な視点からのご指導でした。中でも印象深いのが、自信作?として送信した論文を、根底から違う視点での書き直しの指導。また、何度書いても不合格となり、やっと5回目でクリアした論文もありました。
しかし、上高先生のプロの技。何度も書き直しした論文ですが、常に優しく前向きになれる的確な指示で、アドバイスをしていただけるので、挫折することなく前に進むことができました。いろいろなテーマで論文を書くことにより、これまで以上に知識を高めることができ、論文の構成についても、イメージできるようになっていきました。
〈二次試験対策〉
二次試験対策は、一次試験と同じように塾より、「管理職面接・過去問」の資料が送付され、その資料内容を中心に取り組みました。二次は、これまで一次の論文を書くために学習してきた知識と自分の体験・経験と組み合わせて、いかに表現・アピールできるかが大切であると、指導をいただきました。
二次対策の中で、一番心強かったのが、二次試験1週間前の土日連日、届いた上高先生からの2通の「二次試験に臨むみなさまへ」のメールでした。落ち着かない心理状態だった私でしたが、このメール内容で自信を持って面接に臨むことができました。
〈結びに私の感想〉
今回、「体験記という形で報告を。」とありましたが、私はこの「沖縄教員塾」の素晴らしさが伝わることを願い書かせていただきました。
沖縄教員塾の根拠に基づいた膨大な教育資料。そこから、入塾してきた塾生を丁寧に育て、教育界に送りだしていく。それは、その先にある、沖縄県のすべての子どもたちの幸せな人生づくりを上高先生は、目指しているのではないかと感じています。
私も縁あって上高先生とつながることができました。今後は私も、子どもたちの笑顔が生まれる環境づくりに微力ではありますが、精一杯尽力していきたいと思います。
〈上高先生へ〉
これまで、数々の温かいご指導・ご助言ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。