平成27年度実施 沖縄県公立学校教員候補者選考試験 合格体験記 中学校国語

Ⅰ.一次試験について(対策)

1.一般教養・教職教養

 3月に入塾し、本格的に教採の勉強を行ったため、メセナで配布された資料全てに目を通すことは出来ませんでした。時間もないため、一般教養・教職教養で配点が高い分野や出題頻度が高い単語等をオリジナルの一問一答ノートにまとめ、ひたすら読み込み、暗記していきました。また、試験一か月前になると、教職教養総合演習ABCD(メセナで配布)のテキストをひたすら繰り返しました。10回は繰り返したと思います。その他、月例テストやチェックテストで間違えたところは必ず覚えるようにしていました。それ以外のテキストや参考書は使用していません。

2.専門教科

 専門の対策として、上高先生の授業の復習やメセナで配布された専門国語の国語知識(1)(2)や俳句和歌のテキストの暗記を主に行いました。その際、上高先生が配布するプリント(漢字チェックテストや授業解説プリント、学習指導要領チェックテスト)を隅から隅まで読み込んで完璧にするように心がけました。また、分からなかった所やあやふやな所をノートにまとめ、いつでも振り返られるようノートを作成し、暇な時間はいつもこのノートを眺めていました。
 特に土曜日の授業は記述式であったため、大変でしたが、とても力が付いたとおもいます。ありがとうございました。

3.その他

 塾以外のテキストは使用していません。メセナの教材のみで十分だと思います。

Ⅱ.二次試験について

1.適性検査(YG検査)

 特に対策は必要ないと思います。しかし、私は事前に一度やっていたため、落ち着いて検査に臨むことができました。

2.論文

 事前の対策として、私自身、本格的に教採の勉強をし出したのが3月であったため、一次の勉強で追われていたことや、現役であるため具体例が書けず、全く手を付けていませんでした。一次試験の合否発表後に論文対策を始めました。前日までに、5本(①確かな学力、②基本的な生活習慣の確立、③家庭教育、④いじめ、⑤不登校)を仕上げ、暗記して臨みました。
 当日は、別紙が配布されました。去年、一昨年とは異なり、サポートガイドの4つの要素等の暗記事項についての知識は求められておらず、回答者の考えや個性が試されているように感じました。(※別紙参照)
 ちなみに私は、①指導と評価の一体化(形成的・診断的・総括的評価、校内研修等)と②言語活動の充実による確かな学力の向上(サポートガイドの教えること,楽しむこと,気づくこと,定着すること,活用すること)の二本柱で論じました。また、別紙にあるキーワードになりそうな文言(例:豊かな表現力や粘り強さ等)を出来るだけ多く論文に入れていきました。

3.その他

 塾以外の対策として、教育実習でお世話になった先生や大学の教授に模擬授業や論文を添削してもらいました。
 また、大学の教員対策用無料講義(毎週火・水に開講)に参加したり、さらに、教育学部の学生同士で集まり、面接や模擬授業の対策を行ったりしました。