平成27年度実施 沖縄県公立学校教員候補者選考試験 合格体験記 中学校国語

Ⅰ.一次試験について(対策)

1.一般教養・教職教養

 三月入塾だったため、とにかく基礎基本をおさえることを徹底しました。メセナのテキストには、頻出法規や配点の高い分野などには重要度が印されていたため、☆☆以上のものを覚えるようにしました。一度自分の手で書き写して、何度も読み返せるようにノートを作ったうえで、何度も過去問・練習問題を繰り返し解き続けました。私は書かなければ覚えることができないので、問題を解くときは選択肢の記号を選ぶだけではなくて、選択肢の語句、もしくは文を全て書くよう心がけました。とにかく問題に目を通すことが大切だと思ったので、わからない問題があってもまずは一通り区切りのいいところまで進めて、後でできなかった箇所と一緒に覚えるようにしました。時間がある時はとにかくノートに目を通していました。

2.専門教科

 専門教科、特に古文・漢文は、メセナの授業以外では特に手を付けませんでした。そのかわり、授業でできなかった部分を、授業後翌日までには復習するようにしていました。ことわざや文学等の知識問題は、メセナのテキストを使ってノートにまとめて、教職・一般教養のノートと同様に暇があるときに目を通すようにしました。

3.その他

 塾以外のテキストは使用していません。メセナの教材のみで十分だと思います。

Ⅱ.二次試験について

1.適性検査(YG検査)

 特に対策は必要ないと思います。しかし、一度質問事項について迷ってしまうと、ついていけなくなってしまう可能性があるので、自信を持って答えたほうがいいと思います。

2.論文

 私は大学生のために現場経験がなく、小論文では具体的な内容が書けませんでした。そのため、メセナの小論文の授業では、論文を添削してもらうというよりも様々な考えや経験談を聞き、小論文のレパートリーを増やすことを心掛けました。また、本格的に小論文に取り組んだのは一次試験後からで、それまでは小論文を書くことに慣れるために二本ほど書いた程度でした。一次試験後には、大学の先生が予想問題を作ってくださり、「家庭教育」「いじめ」「学力向上」「不登校」「基本的生活習慣の確立」をテーマに小論文を書きました。そして、それらの小論文を暗記して本番に臨みました。小論文は、一本を暗記するのではなく、展開ごとに暗記して、問題に合わせて組み替えられるようにしておくのがベストだと思います。本番は例年とは違い、別紙の資料を読んだうえで小論文を書くという者でした。そのため、テーマに沿った文章を書きながら、資料中の言葉を引用したり内容に触れたりしながら書くようにしました。

3.その他

 メセナ以外での対策としては、大学の先生方に模擬授業を見ていただいたり、小論文を添削していただいたりしました。加えて、教育実習でお世話になった先生にも助言をいただき、模擬授業に構想をしました。また大学の方で開かれている対策講座に参加している学生とは、お互いの情報を交換するなどして、仲間同士での情報共有をしながら勉強を進めていきました。