平成28年度実施 沖縄県公立学校教員候補者選考試験 合格体験記 中学校国語

① 生活について

 3月までは那覇市内中学校に勤め、4月からは仕事をせずに塾に通い、受験に挑みました。
 実家暮らし(未婚)で家族の大きな支え、応援もあり、学習時間は十分に確保できる状態で、起床後から就寝まで全て時間を学習に充てることができました。

② 一次試験について

(専門国語:火・土曜日受講、教職教養:木曜日受講)
 一週間のうち金~火までは専門、水・木は教職教養と勉強日を決め、一日8時間から10時間程度は学習の時間として確保していました。
 専門国語は塾で使用する教材、参考書以外は使用していません。毎時の復習を辞書や参考書を用いて6時間ほどは行っていました。今までまったくと言っていいほど勉強をしたことがなかったこともあり、他の時間は
1、古文の単語を覚えること、
2、文法を覚えること、
3、漢文に慣れること
という基本のキから学習しました。指導要領等、暗記系はすべて写本し、自身でノートを作成しました。
 教職教養も塾で配布された教材以外は使用していません。教育法規と指導要領、特別支援は何度も同じ問題を解き、きちんと押さえるようにしました。また、教育原理はキーワードと人を結びつけたプリントを自身で作成し、暗記に役立てました。
 一般教養に充てる時間はなかったので、塾からもらうプリントにその都度目を通しておく程度でした。

③ 二次試験について

 一次試験まではまったく勉強していなかったので、一次試験終了後から志望動機を書き始めました。一次試験合格発表までにはまだ論文を一つも合格ラインに達することができていなかったので、合格発表後から本格的に論文を書き始めましたが、模擬授業や面接の練習もしなければならないので相当厳しいかと思います。早めに取り組めればその分、良い論文が書けると思うので、余裕がある人は一次試験前には論文を書き始めた方が良いかと思います。模擬授業は塾や塾生、学校の先輩、教員をしている友人にフルで協力していただき、10回程度は練習できたかと思います。今現場で授業をされている方は、板書等を残しておくと活用できるかと思います。面接は塾の模擬面接のみで練習しました。きちんと準備をしておけば問題ないかと思います。

④ その他

 今年初めて本気で受験しようと思い、塾に入ることに決めました。あまりの自分のできなさに毎日落ち込みましたが、できないことより、できないことから逃げることが恥ずかしいと自分に言い聞かせながら塾に通いました。そして上高先生の丁寧な指導やきめ細やかなサポート、塾生との協力があり、今回合格することができました。本気で勉強する人にはとても素晴らしい環境が整っていると思います。採用試験合格を目指し頑張ってください。