2019年度実施 沖縄県公立学校教員候補者選考試験 合格体験記 中学校国語

 私は採用試験をこれまで8回は受けてきました。その間、試験勉強をしたのは、この塾に入ってからです。それまでは、直前になって一カ月勉強したら良い方でした。臨時の仕事をしながらだったため、何かと仕事を言い訳にしていました。仕事にも慣れ、ちゃんと教員になりたいと思うようになり、採用試験について本気で考え始めました。今のままでは、勉強しないままだと思ったため、そこで塾に入って勉強する時間を確保することにしました。
 塾に入りたての頃は、しっかり通っていましたが、次第に仕事を言い訳に休むことも多くなりました。塾に入っての1年目は、試験前にほとんど勉強しないまま試験を迎え、これまでよりも悪い順位でした。
 2年目は、去年よりは休まず通うという低い目標を立てました。上高先生に叱咤激励されながら、苦手な古典を中心に勉強しました。とにかく、常に単語帳を持ち歩くようにしました。今までは、職場には参考書や問題集は持ち込んでいませんでしたが、デスクの上に置いて、見るようにしていました。それでも、周りより全然勉強量は少なかったと思います。塾の欠席も多かったと思います。前年と違うのは試験前の休みが減ったことくらいだと思います。模擬試験の結果を見ては、このままではダメだと思い、試験当日のシュミレーションをするようになりました。今年、今までとは気持ちの変化がありました。試験当日に、もう二度と採用試験は受けたくない、受かりたいという強い気持ちがありました。そして、一次試験を合格したときは、今年が最後のチャンスだと思いました。
 二次試験の対策は、昨年はどうせダメだという気持ちがあったため、全然取り組みませんでしたが、今年はもしかしたらと思い、ゆっくりではありましたが試験直後から取り組みました。昨年は二次対策の話を聞くだけで、周りとの気持ちの差を痛感し、とても大変そうだと他人事に思っていました。今年は大変そうだとか思うことなく、とにかくやるしかない!という気持ちでした。はっきり言って、一次試験の勉強より集中し、本気になって取り組みました。一次合格者との協力、職場の方々の協力のおかげで二次対策に集中することができました。その甲斐もあり、二次試験には緊張しつつも自信を持って臨めました。そして、合格することができました。
 私が思う、この沖縄教員塾のよさは、上高先生のサポートです。欠席が続くと電話連絡してくださり、時には今の自分の弱さを指摘していただきました。自分に甘い私にはそれがとてもありがたく、見捨てずにいただいて本当に助かりました。何から勉強していいか分からない、自分に甘い人、でも教員になりたいという意志が揺らがない人には、この塾をお勧めします。
 私は一次試験の対策は誰よりもできていなかったと思います。ただ、去年からの少ないながらも積み重ねがあったため、一次試験は合格できたのだと思います。私は年間の計画を立ててもいませんし、具体的な計画を立てたり、分析をしたわけでもありません。ただ、上高先生にアドバイスをもらい、分析していただいたお陰で古典に絞り勉強しました。欠席も多く、上高先生からの連絡も心苦しく思うこともありましたが、塾を辞めることなく続けていくことで、自分の夢を実現することへ繋がりました。合格した今は、また初心に戻って、これからがスタートだと思い、周囲への感謝を忘れずに教育者として励みたいと思います。