2019年度実施 沖縄県公立学校教員候補者選考試験 合格体験記 特別支援学校中高共通保健体育
《はじめに》
・今回で6回目の受験でした。6回の受験のうち1次試験に5回合格し、そのうち2次試験に3回合格しました。2回目に3次試験に落ちたときに、論文に課題があると感じ、妻の薦めもあり沖縄教員塾を選びました。
①1次試験
【教職教養】
・教育心理→教育原理→法規→学習指導要領総則(小→中→高→特支)→特別支援教育→沖縄県の施策→生徒指導提要→小学校学習指導要領解説の順に進めました。
●教養の授業の受講の仕方
・沖縄教員塾の穴埋め問題を時間内に解き、残り時間で専門の勉強をしていました。
●教養の教材の活用の仕方
・穴埋め問題を解いた後、大切だと思うところにマーカーを引き、修正テープで消して、繰り返し解くようにしていました。
【一般教養】
・中学校の教材をもとに、社会と理科中心に勉強しました。(苦手分野であったため、毎日30分は勉強するようにしていました。)
【中高保健体育(特支)専門】
・メセナで保健体育を受講し、11月から1月までは学習指導要領中心に勉強、2月からは対策プリントを中心に総合的に勉強。(週1回の対策プリント後は、Excelを使用し、分野ごとに点数を入れて、どこが低いか徹底的に分析しながら勉強しました。)
・学習指導要領は、体育理論から先にやるとよいと感じました。(範囲が少ないけれど点数がとれるため)。その後、体つくり運動→球技→保健分野→中・高学習指導要領解説→その他(器械運動、陸上、水泳、武道、ダンス)の順に進めました。
・対策プリントで保健分野(知識問題)、実技問題(器械運動〜ダンス)、スポーツ基本法、全国体力・運動能力、運動習慣等調査、運動部活動の在り方に関する総合的なガイドラインなど、点数が低い問題を分析して、教材をマーカー&自ら穴埋めしながら勉強しました。
●使用した教材
・中高保健体育資料(メセナ)
・中学校体育実技(学研)
・新中学校保健体育(学研)
・ステップアップ高校スポーツ(大修館書店)
・現代高等保健体育(大修館書店)
・高等学校保健体育(第一学習社)
●専門と教養の学習時間のバランス
・平日は、専門教養は3時間、教職教養は1時間、一般教養は30分取り組んでいました。
・休日は、専門教養は4時間、教職教養は2時間、一般教養は1時間取り組んでいました。
②2次試験
※実技は、必須①水泳、必須②マット運動、選択A陸上1500m、選択B沖縄の踊り
《1次試験前からの対策》
・1次試験前から2次試験の専門試験も見越して特別支援教育を学習していました。
・また実技は、水泳は週2回ジムで習い、陸上は週2回競技場で走り、踊りは週1回琉舞道場(玉城流)に通って稽古しました。
《1次試験後から1次試験合格発表までの対策》
・1次試験後は、特別支援教育の施策や学習指導要領解説など詳しく学習し、水泳・陸上・踊りに加えてマット運動の自主練習を週2回職場で行っていました。
【特別支援学校専門科目】
・過去問題を分析。特別支援学校学習指導要領解説→小学校学習指導要領解説、法規、施策など、沖縄教員塾の資料や自ら穴埋め問題を作成し勉強しました。
【水泳(クロール&平泳ぎ)】
・ジム(ジスタス)のレッスンでクロールの泳ぎ方を習った。クロール&平泳ぎの50mを、40秒を切ることを目標に練習しました。
【マット運動】
・一連の動作を練習(動画を撮影。つめ先から足先まで伸ばすことを意識)、部分練習では苦手な後転倒立を繰り返し練習。自宅ではストレッチを多めにしました。
【陸上(1500m)】
・週1回30分ジョギング
・週1回1000m×3本インターバル(休憩400mジョギング)or 400m×8〜10本インターバル(休憩200mジョギング)
・月1回1500mタイムトライアル
【琉球舞踊】
・南城市大里にある照屋琉舞道場で週1回稽古。前年度(2018年度)に貫花が出たため、鳩間節とかぎやで風を主に稽古しました。
③3次試験
【面接】
・内容に具体例を入れること、声を大きくすること、髪型はスポーツ刈り、体を揺らさない、結婚指輪をすることなど、教員塾で言われた通りに修正して練習しました。
・過去の質問例や模擬試験の質問を繰り返し練習した。朝晩の空き時間や、録音して通勤中の車中でも取り組んでいました。
・職場で管理者にお願いし面接練習しました。
【模擬授業】
・単元計画を作成し、導入・展開・まとめの3パターンの授業ができるように準備しました。
・生活単元学習→各教科を合わせた指導のため、各教科の視点(国語、数学、社会、理科等)を、特別支援学校学習指導要領から取り入れながら、模擬授業に取り組んでいました。
【論文】
・論文は1次試験後から取り組みました。教員塾の予想問題10個と自分で考えた予想問題2個を書き上げた。書いているうちにテーマに合わせて使いまわせる表現やキーワードなどが分かっていった。過去の合格者2名の論文も参考にしました。
(教員塾の指導を受けたことで、前回受験より50点UPしました。)
④生活
・まずはじめに、自分の一日のスケジュールを確認し、自分にとって無駄な時間がテレビ、スマホだったため、テレビを見ない(押入れにしまう)、スマホの設定で通信制限したり勉強中は持ち歩かないようにしたりして、勉強時間を確保しました。
・臨任の仕事と学習の折り合いのつけ方は、学習での不安やストレスがあっても、仕事で生徒と関わることでリフレッシュすることができていた。
・学習時間の作り方の工夫は、朝のうちに3時間ほど学習していた。夜は12時には寝るようにしていました。(寄宿舎指導員のため、朝のうちに勉強時間が取れました。)
・気分転換の仕方は、実技試験対策が気分転換にもつながった。また、勉強する場所を変えたりした。飲み会にはノンアルコールで一次会までと決めて参加した。
《その他》
・あきらめずに教員を目指した動機は、臨任を続ける中で数年継続して生徒の成長などを見たいという気持ちが増したことです。
・保健体育の志願者数が多いけれど、受験生のほとんどは対策をしていないと思い込むようにしてがんばりました。
・結婚して子どもができたことで、さらに勉強に気持ちが入りました。
・保健体育を志願する場合、3次試験に1、2回落ちても諦めず、常に課題を見つけながら、コツコツ積み重ねることが大切だと感じました。
・沖縄教員塾の上高先生にはとても感謝しています。特に3次試験対策での的確なアドバイスは、自分では気づかないことばかりでした。上高先生を信じて、諦めず、最後まで頑張ってよかったです。
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