平成29年度実施 沖縄県公立学校教員候補者選考試験 合格体験記 小学校

一次試験対策

 しばらく仕事を休むことになったときに塾に入ろうと決め、沖縄教員塾に決めました。以前に通っていた塾で使用した上高先生の教材が自分に合っていると感じたことがこの塾に決めた理由です。
 しかし、家の事情や仕事等で毎週塾の授業を受けるということはできませんでした。去年の9月から今年の2月まで朝早く起き、苦手な数学を一日一問解いていましたが、それも続かず新年度を迎え、勉強できない日が続きました。塾に教材を取りに行き、土日や空いた時間にお気に入りのカフェで一気に問題を解くという、あまり頭に入らない勉強方法でしたが、もらった教材は、すべて一回は解きました。コツコツ勉強できるタイプではない私は、確実に点がとれるところを重点的に学習しました。塾の模試や他の塾の模試を比較し、必ず押さえなければならないところを絶対落とさないように練習しました。また、新しい学習指導要領はすべて印刷し、蛍光ペンを引きながら教科の目標から覚えていきました。

二次試験対策

 今年は例年に比べ全然勉強しておらず、一次に受かっていると思っていなかったので、結果がでてからの9日間しか二次の対策ができませんでした。資料を集めることからはじめ、分厚いファイルにすべてまとめました。これまで二次対策をしていなかった焦りが大きく、塾での模擬授業や模擬面接以外の時間は一人で資料を見ながら対策をしました。

論文

 採用試験論文は学生の頃に書いたきりで、一番苦労しました。論文は早めに取り組んだ方がいいと感じました。私は、上高先生からの課題にすごく時間がかかってしまい、この9日間で上高先生に添削していただいたのは三度ほどでした。塾で模擬授業や模擬面接対策が始まると先生に論文を見てもらう時間がなく、勤務校の校長にアドバイスをいただきながら、キーワードとなる言葉を入れながら書き、上高先生にみてもらうという方法で対策しました。時間がなく上高先生が出した課題をひとつ書き上げるのに精いっぱいだったので、当日はすごく不安でした。直前までいろいろな論文を見て暗記しようとしていましたが、同じ塾生の「上高先生の予想はあたるから」という言葉を信じて本番直前の10分前は自分の書き上げた論文を必死で暗記しました。

模擬授業

 ノートを一冊用意し、出題範囲の指導案をすべて書きました。ほぼ毎日夕方から深夜まで、家が近い友人と話し合いながら、流れを確認し指導案をつくりました。以前6年生の社会科をもっていたことがあったので、そのときに使用していた発問や板書等がある授業づくりの本がとても役にたちました。日中から夕方は、勤務校の校長や教頭、高学年の先生方が一緒に授業の流れを確認してくれたり、板書の方法を工夫したりと協力してくださいました。

個人面接

 塾でもらった二次対策の資料の面接部分と合格している先輩から借りた資料をコピーし、質問内容の横に赤ペンで答え方を書いていきました。それをファイルに入れ、隙間時間に見たり覚えたりしました。すらすら受け答えできるように、お風呂に入るときに言いたいことをきちんと言えるか練習しました。塾で面接練習をしてよかったと思いました。とても緊張して声が震えたり、声が出なかったりして自分でも驚きました。

音楽実技

 音楽は自信があったので、楽譜をコピーしたときに何度か指練習をしただけで、試験前日まではなにもしませんでした。前日は、大きな声で歌うこと、楽譜にかいてあるテンポで弾いたり息継ぎに注意して吹いたりすること、姿勢の三つを意識して練習しました。何度も練習することで自信がつくと思います。試験本番は、とまらず弾け、大きな声・笑顔で歌ったり、息継ぎに注意しながら吹いたりすることができました。

体育実技

 平泳ぎは苦手だったので、フォームを確認するために三度ほど市民プールへ行き、指導員の方に教えてもらいました。マットは、前日マットの先生の指導を受けにいきました。前日にマット練習を頑張りすぎて、試験当日筋肉痛がひどくなり、水泳の試験のときに痛みで足をついてしまいました。足がついたらあまり点はもらえないと聞いたことがあります。また、水泳はフォームだけでなく、タイムも大事だと感じました。

 自分にあった勉強法や考えをしっかり確立することが大切だと感じました。
 絶対に沖縄教員塾で合格したいと考えていたので、「合格するまで塾を変えたり辞めたりすることはしない!」と決めていました。
 私は「みんなで勉強会」ということが苦手で、自分の集中しやすい場所で一人のんびり学習する方が頭に入りやすかったです。家の近くに勉強カフェがあり、そこの決まった席で勉強するのが好きでした。二次試験対策は一人で対策をしたり、情報収集や情報交換のために塾の仲間や勤務校の先生方と相談したりしました。また、納得のいかないことは自分が納得いくまでみんなに相談し解決方法を探し続けました。
 論文は絶対に早めに取り組むべきです!
 上高先生、真面目に取り組まない私を見捨てず御指導してくださりありがとうございました。