平成29年度実施 沖縄県公立学校教員候補者選考試験 合格体験記 中学校国語

・はじめに

 私の体験記が、少しでも皆様のお力になれれば幸いです。

・一次試験について

(専門国語・教職教養 受講)

 一般教養の勉強はせず、専門8割、教職教養2割で勉強しました。基本的には、授業→復習のサイクルで勉強しました。授業を受けた翌日(24時間以内)中には復習をするように意識し、時間を見つけて短い時間でも何回も反復するようにしました。教材は教員塾で使用していたもののみです。この一年間は、臨時任用教師として勤務しながらの通塾であったので、日々の教材研究も勉強につながったと思います。受講した日は、上高先生の解説を、一言一句漏らさず吸収する意識で受けていました。
 試験当日は、今の自分の実力を出すことを目標にし、そう考えたことで気負わず、リラックスして受験することができました。

・二次試験について

 対策の仕方や心構えは、二次試験対策オリエンテーションでの指導を参考にしました。自分の強みは何であるかを特に考えました。論文や模擬授業では、教員経験が浅い分、他の候補者より劣って当たり前だと、今の自分を受け入れました。上高先生にもアドバイスをいただいた通り、「今後の伸びしろ」をいかにアピールできるか、ということを意識しました。声の大きさや堂々とした表情など、決して背伸びをしようとはせず、普段の授業の様子を試験でも出すように意識しました。教員塾での対策以外にも、知り合いの先輩教員に手伝ってもらい、面接や模擬授業の対策をしました。
 面接で参考になったのは、教員塾の授業の冒頭などで上高先生がされる、教員としての心構えなどでした。自分ならどう行動するか、ということを日頃から意識して生活していたので、試験本番で初めて受ける質問がきても、動揺することなく答えることができました。試験対策として、面接や論文の答えなどを考えるのではなく、日頃から考えている、目指す教員観などを、自信を持って伝えればいいのでは、と思います。
 試験当日は、他の受験生が緊張しているのが見受けられ、そこで自分はリラックスすることができました。

・終わりに

 私は今年、日々の業務を言い訳に採用試験を受験しないか迷っていました。そんな私が、なぜ受験する覚悟を決め、最後までやりきることができたかというと、沖縄教員塾の塾生であったからです。受験するかどうか迷っていた時、上高先生に相談させていただきました。その際、「自分の進路指導もできない教員(非正規雇用に甘んじ、妥協する教員)に、生徒の進路指導ができるとは思わない。自分が保護者であったらそんな教員に子どもを任せたくない。」と言っていただきました。そこで目が覚め、最後までやりきることができました。逃げ道を無くし、覚悟を決めるきっかけをくださった上高先生に、感謝しています。